歌:松任谷由実
作詞:松任谷由実 作曲:松任谷由実
風の音で目覚めた夜明けは薄明かり
あなたの肩にかけるシーツ
そっと腕をのばしてラジオをつけましょうか
もうそこまで来たタイフーン
ブラインドのすきまの空は不思議な色
厚い雲が動いてゆくわ
銀色の草も木も妖しくゆれはじめて
もう すぐに外はタイフーン
あの夏の島の苦しい潮の香り
ここへ ここへ ここへ
あなたがお茶を飲んでさよなら云う頃は
この部屋もひどい雨の中
ちっぽけな町じゅうが止まってしまえばいい
今日はどこへも行かせないわ
あの夏の恋の苦しいときめきを
ひとり ひとり ひとり
私の胸の奥に生まれた台風が
シーツの海を吹いてゆくの
哀しくてこわいから
あなたを離さないわ
もう すぐに外はタイフーン
1972年に「返事はいらない」でデビュー。1970年代に「荒井由実」として活動し、結婚後は「松任谷由実」として、日本の音楽シーンにおいて半世紀以上にわたりトップランナーとして君臨し続けている。「卒業写真」「ひこうき雲」「やさしさに包まれたなら」「春よ、来い」など、教科書にも掲載されるほど国民的な名曲を数多く創出。2026年現在も、その洗練されたメロディセンスと鋭い観察眼に基づいた歌詞は、シティ・ポップの先駆者として世界的な再評価を受けており、日本のポップカルチャーにおける生ける伝説となっている。
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