歌:石川さゆり
作詞:荒木とよひさ
作曲:岡千秋
浪士(おとこ)の人の 心の中は
遊女(おんな)が覗けぬ 井戸がある
釣瓶(つるべ)を落として いいですか
この恋投げても いいですか
暮れ六ツ畳んで 夜明けにそっと
大門ぬけだし わたしと逃げて
京都 島原 壬生の月
木綿の帯で 暮らせるならば
貝紅(べに)もいらない 洗い髪
生命(いのち)を契って いいですか
稚児(ややこ)を宿して いいですか
抱かれる身体(からだ)と 心はちがう
生きぬくことこそ 情の証し
京都 島原 壬生の月
知らぬが花と 咲いてる椿
哀れも知らずに 散り急ぐ
百年好きでも いいですか
小指を噛んでも いいですか
死のうと言われりゃ この乳房(むね)刺して
血の川泳いで 次ぎの世までも
京都 島原 壬生の月
壬生の月
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