歌:さだまさし
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
青々と杉玉掲げて蔵の暮れ
新酒できました
香り開きました
四合瓶抱いて
旅に出たいね
飛び乗った夜汽車の窓の僕の顔
悲しい帰郷を
忘れず生きてきた
夜汽車も昭和の
向こうに去った
みんな昔の向こうに消えた
古いものが全て悪いものではなく
新しいものがみんな良いものでもない
老いも若きも男も女も
良し悪しはそれぞれ違うでしょう
壊れてないのに使い捨てる時代だから
素晴らしいものは
むしろ心の中にある
しあわせまで
使い捨てないでね
ところで僕の携帯はガラケーで
笑う人があるけど
これで話は通じる
画質は悪いが写真も撮れる
メールだって出来る
スマホはいいけど少し怖いんです
だって日本中の人が
掌しか見てない
掌の中だけに
世界が有るようで
得体の知れないものに支配
されてるようで
数字の(1)辺りのキイは
既に割れつつあるし
落っことす度に心が
蒼く凍り付くんです
こいつが最後なんです
こいつが壊れてしまったら
もうガラケーは
此の世から消えるんです
どなたかガラケーの
新品を
作ってくれませんか
欲しい人は多い筈
どなたかガラケー作ってくれませんか
古いものが全て悪いものではなく
新しいものがみんな良いものでもない
老いも若きも男も女も
良し悪しはそれぞれ違うでしょう
壊れてないのに使い捨てる時代だから
素晴らしいものは
むしろ心の中にある
しあわせまで
使い捨てないでね
飛び乗った夜汽車の窓の僕の顔
悲しい帰郷を
忘れず生きてきた
夜汽車も昭和の
向こうに去った
みんな昔の向こうに消えた
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