歌:さだまさし
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
音も無く過ぎゆく飛行機が
遠く真白な線を引く
明日は雨になるだろうか
季節の開く音がする
息を継ぐ風の隙間から
青瑠璃色(ラピスラズリ)の鳥が啼く
向こうの浅瀬を噛む波が
思い出を数えはじめた
喜びは数えない
悲しみも数えない
泣けるだけ泣けたなら
それで良いと思う
寄せては返す潮騒は
時の過ぎてゆく息吹か
遙か岬の灯台に
灯りが入ったようだ
子供の頃なら計らない
しあわせの重さなどを
計るから見失ってしまう
大人という名のおろかさ
しあわせは数えない
ふしあわせも数えない
いつの日か笑えたなら
それで良いと思う
喜びは数えない
悲しみも数えない
泣けるだけ泣けたなら
それで良いと思う
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