歌:藤あや子
作詞:村山由佳/美樹克彦
作曲:美樹克彦
ただ人は情けあれ
しょせん浮き世は花と蝶
Tokyoがお江戸の昔なら
据え膳食わぬはとか言っちゃって
肩で風切る 男衆
八百八町の夕暮れ時にゃ
花へ花へと舞う蝶に
泣いてすがるが女のさだめ
時代がね 変ったね
今じゃ蝶々の意気地がなくて
憂き世かね 浮き世だね
花が蝶々の蜜を吸う
隅田の川沿い屋形船
熱燗一滴とか言っちゃって
酔えば口説きの 男衆
玉屋鍵屋の掛け声あがる
花火灯りの消えた隙
蝶が身八つに忍ぶはさだめ
時代がね 変ったね
今じゃその指 文字打つばかり
憂き世かね 浮き世だね
花は蝶々が焦れったい
本気になるやら ならぬやら
お酒が恋人とか言っちゃって
遊び上手な 男衆
苦労話につい絆されて
花のつぼみは夜ごと咲く
蝶の浮気も責めぬがさだめ
時代がね 変ったね
今じゃ花にも棘などあって
憂き世かね 浮き世だね
花が蝶々を 泣かせてる
時代がね 変っても
しょせんこの世は男と女
憂き世かね 浮き世だね
花も蝶々も 愛しいね
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