歌:永井裕子
作詞:高橋直人
作曲:小林学
あんたによく似た 広い背中の
男があたいの 影をまたいでさ
潮の香りを プンとのこして
黙って通りすぎたよ
日暮れの港は 女がひとり
淋(さみ)しすぎるよね
振りむいてくれたって いいのにさ
声かけてくれたって いいのにさ
つれないね うしろ姿に
あんたの面影 うかべるあたいは
海猫さ
あんたと暮らした 愛の古巣で
海猫みたいに 沖をながめてさ
船が着くたび あんたを探しに
今日も飛んで来るのさ
日暮れの港は 女がひとり
可哀そうだよね
逢いに来てくれたって いいのにさ
抱きしめてくれたって いいのにさ
せつないね 無情の風に
吹かれてぬくもり 抱いてるあたいは
海猫さ
振りむいてくれたって いいのにさ
声かけてくれたって いいのにさ
つれないね うしろ姿に
あんたの面影 うかべるあたいは
海猫さ
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