歌:山口智充
作詞:山口智充
作曲:山口智充
遠くに見えるアドバルーンを目ざし
銀色のスターレットは走る
親父だけが好きな芳香剤のにおい
巧みに動かす水中花のシフトレバー
俺と兄貴は後部座席で
空を眺めずっとはしゃいでた
流れる雲と電線の描くラインが
とてもここち良かった
あのスーパーマーケットに着いたら
真っ先に向かった階段を
ポケットの10円玉にぎりしめて
屋上まで駆け上がるんだ
あれから月日は 幾数年も流れ
足早に時の中を走って来た
その日その日だけをしっかりと踏みしめて
強く吹く風の中で見つけた穏やかな世界
今では俺も家族たちと
幸せな日々をおくってる
流れる雲を 時々見上げながら
明日の夢を感じてる
あのスーパーマーケットに着いたら
昼下がりの陽の当たる階段を
小さな子どもと手をつないで
屋上まで上がって行くんだ
今は小さな子どもたちも
いつしか親元をはなれて
流れる雲をふたりで見上げながら
過ぎていく日々を感じる
あのスーパーマーケットに着いたら
ゆっくり一歩ずつ階段を
久しぶりにお前と手をつないで
屋上まで行ってみるんだ
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