歌:真木ことみ
作詞:石原信一
作曲:水森英夫
男はかもめ すいすい飛んで
女は港 待ってるなんて
どこのどなたが きめたことやら
あぁ 勝手なものね
彩どりどりの 口紅ならべ
風の音にも 戸を開ける
くる こない くる こない
あんたひとりが いい人じゃない
憎まれ口を 鏡に投げて
目もとやきもち 惚れ化粧
男は夜明け 夢漕ぎ出して
女は日暮れ 想い出すがる
演歌みたいな 恋は心底
あぁ つかれるものね
仔猫を抱いて 行ったりきたり
柱時計に やつあたり
くる こない くる こない
私いつまで いい子でいるの
宵待草(よいまちぐさ)を かんざしにして
ひとつため息 惚れ化粧
見上げる空は まんまる月夜
どうか伝えて いじわると
くる こない くる こない
あんたひとりが いい人じゃない
強がるほどに 淋しさつのり
涙仕上げの 惚れ化粧
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