歌:野中彩央里
作詞:塚本さとい
作曲:徳久広司
“ダメね ダメね 私ってだめなのね…”
恥を捨てれば 恥知らず
義理を捨てれば ろくでなし
惚れたあの人 素敵に見えた
こんなはずでは なかった恋よ
親のなげきを 胸で聴く
風と潮騒 さいはて酒場
家を失くした こすずめが
心細げに 枝で啼く
忘れきれない 思い出くれて
どこへ去(い)ったか あの人消えた
親の小言と 冷や酒が
しみてくるよな さいはて酒場
愛だ恋だと えがく夢
所詮まぼろし 夢ん中
ひとつ狂えば 真も嘘に
変わる月日の 哀しいさだめ
親は帰れと 云うだろが
帰れないのよ さいはて酒場
“ダメね ダメね 私ってダメなのね…”
船の霧笛は 里ごころ
遠いふるさと 港町
酒でいのちを けずって生きて
思い悩んだ 季節もあった
親の情けも 欲しいけど
夢は捨てない さいはて酒場
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