歌:GLAY
作詞:TAKURO 作曲:TAKURO
無口な群衆(ひと)、息は白く、歴史の深い手に引かれて
幼い日の帰り道、凛と鳴る雪路を急ぐ
街灯の下ひらひらと、凍える頬に舞い散る雪
目を閉じれば昔のまま、厳しくも日々強く生きてる者よ
いつか二人で行きたいね 雪が積もる頃に
生まれた街のあの白さを、あなたにも見せたい
逢いたいから、恋しくて、あなたを想うほど
寒い夜は、未だ胸の奥、鐘の音が聞こえる
のしかかる雲を見上げて、時の速さの流れに問う
誰もが抱く悲しみの、終着駅は何処にあるのか
陽だまり、暮れる坂道で、若さの幻と出逢い
<元気です>の一言に懐かしさよりも、戸惑い立ち止まる
過ぎ去りし世に揺れる華、遠くを見つめてた
冷たい風にさらされた 愛はあの日から動けないと、
逢いたいから、逢えない夜には、あなたを想うほど
想い出には、二人が歩いた足跡を残して…
降り続く白い雪は、心模様、そっと
滔々と白い雪は、無常なる人の世を
すべて 許すように降り続いて行く
いつか二人で行きたいね 雪が積もる頃に
生まれた街のあの白さを、あなたにも見せたい
逢いたいから、恋しくて、あなたを想うほど
寒い夜は、未だ胸の奥、鐘の音が聞こえる
逢いたいから、逢えない夜には、あなたを想うほど
想い出には、二人が歩いた足跡を残して…
「Winter, again」は、GLAYが1999年2月3日にリリースした16枚目シングルで、アルバム『HEAVY GAUGE』にも収録されたウインター・バラードです。JR東日本「JR SKI SKI」キャンペーンCMソングとしてゲレンデのイメージと結びつき、雪景色や旅立ちの情景と重なる切ないメロディが大きな共感を集めました。北海道・函館の冬の記憶を背景にした望郷やぬくもりへの憧れがにじむ歌詞は、懐かしさや胸の奥の感情を静かに呼び起こしてくれる一曲として長く愛されています。
GLAYは、北海道函館市出身の日本のロックバンドです。1988年結成、1994年にシングル「RAIN」でメジャーデビューし、「HOWEVER」「Winter, again」「誘惑」「SOUL LOVE」など数々のミリオンヒットで90年代を代表するバンドとして支持されています。
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