歌:柴田淳
作詞:柴田淳
作曲:柴田淳
それは白昼に起きた
アパートの一室で
専業主婦が
不可解な死を遂げて
発見されたというニュース
それだけじゃなかった
世間が何よりも驚いたのは
浮上した容疑者が
あのギタリストだった
送検されてく男
フラッシュの渦の中
会見を開いたのは
あのスーパー銭湯のオーナーだった
「妻が、あのギタリストのアパートで
生涯を終えたなんて許せない!極刑にして!
実は、妻は奴とはずっと不倫関係だったことも
僕は知っていました。」
時は過ぎて行きました
ワイドショーはこぞって裁判所前
容疑者はいつの間に
被告人と呼ばれました
裁判官の前
「何か言うことは?」
と 尋ねられたギター野郎は
こう言った
『僕は何も知らない。』
証拠が揃った後も
否認し続けている
このままでは厳しいと
元刑事、評論家、タレントが言う
「君の部屋に主婦の指紋。
主婦の部屋から君の吸い殻や毛髪が。
おかしいですね。
湯 deDAKO が上場し、
実家の銭湯が潰れた逆恨みでは?」
検察の声
『大家が騙されるほど、
侵入してたんでしょう。
旦那にもつきまとわれ、
何よりもこの主婦を僕は知らない!』
たとえ…
僕のプライバシー
この女が全て知り尽くしてても
僕は顔も知らない
ずっと探してたものが
その女の部屋でたとえ見つかったとしても
僕は知らない
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