丘みどり おけさ渡り鳥 歌詞

歌：丘みどり

作詞：松井由利夫

作曲：四方章人

小粋(こいき)に からげた 合羽(かっぱ)の裾(すそ)に
ほろり こぼれる 女郎花(おみなえし)
女(おんな)だてらの 白無垢鉄火(しろむくてっか)
拗(す)ねた 浮世(うきよ)の その理由(わけ)は
おっと 云(い)わぬが花(はな)の 渡(わた)り鳥(どり)

一節(ひとふし) 五年(ねん)の 故里(ふるさと)おけさ
性(しょう)に 合(あ)わずに ぷっつりと
捨(す)てた 心算(つもり)の 祭(まつ)りの笛(ふえ)が
なぜか 恋(こい)しい 日昏(ひぐ)れどき
よしな 涙(なみだ)は野暮(やぼ)よ 渡(わた)り鳥(どり)

雷(かみなり) 三日(みっか)の 諺(ことわざ)どおり
今日(きょう)も 越路(こしじ)は 雨模様(あめもよう)
意地(いじ)に 生きよか 人情(なさけ)に死(し)のか
決(き)めて 決まらぬ 紅緒笠(べにおがさ)
ままよ 一天地六(いってんちろく) 渡(わた)り鳥(どり)