歌:ビリケン
作詞:喜多條忠/ラップ詞:ビリケン
作曲:南こうせつ
冷たい風 髪を束ね 季節めぐり 錆びた手すり
ゆれる灯 夢を語り 東京下町恋物語
時は流れ 川のように 聴こえてるソング あの日に戻る
流れてるフォーク 思い出す遠く離れたあなたと 暮らした記憶
貴方は もう忘れたかしら
赤い手拭 マフラーにして
二人で行った 横町の風呂屋
一緒に出ようねって 言ったのに
いつも私が 待たされた
洗い髪が芯まで 冷えて
小さな石鹸 カタカタ鳴った
貴方は私の 身体を抱いて
冷たいねって 言ったのよ
若かったあの頃 何も怖くなかった
ただ貴方のやさしさが 怖かった
桜のつぼみは春のたより 胸が踊りだす夏の香り
手をとりあった たまにぶつかった 他愛もないこと 幸せだった
伸びる影ゆれる秋の夕日 ぬくもりにふれた冬の缶コーヒー
覚えてますか?お互いの合図 二人いつしか大人になる
貴方は もう捨てたのかしら
二十四色の クレパス買って
貴方が描いた 私の似顔絵
巧く描いてねって 言ったのに
いつもちっとも 似てないの
窓の下には 神田川
三畳一間の 小さな下宿
貴方は私の 指先見つめ
悲しいかいって きいたのよ
若かったあの頃 何も怖くなかった
ただ貴方のやさしさが 怖かった
時は流れ 川のように 聴こえてるソング あの日に戻る
流れてるフォーク 二人の記憶 若き恋芽吹く街を彩る
東京下町恋物語
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