薔薇架刑/ALI PROJECT 歌詞

ALI PROJECTの「薔薇架刑」歌詞ページ。
「薔薇架刑」は、作詞:宝野アリカ、作曲:片倉 三起也です。

「薔薇架刑」歌詞

歌:ALI PROJECT

作詞:宝野アリカ 作曲:片倉 三起也

もしもわたしが
仄蒼き薔薇(そうび)なら
肉体(からだ)は綻ぶ花でしょう

添い寝する駒鳥たち
刺で抱きしめ
甘き蜜を引きかえに
生き血を注がせ赤く赤く
月を浴びて燦燦と
盛りの刻を立ち止まらせて
祈りのように 呪いのように
開いた花唇の奥底で唄う

そうまでもして
咲き誇るのかと
問うなかれ

もしもわたしが
野に咲いた薔薇なら
心は蠚くその根でしょう

土深くに亡骸を
幾つ数えて
闇に染みし濁る夜露
貧り尽くし吸い尽くして
朱い茎を昇りつめ
光の在処 探りつづける
天女のように 獣のように
堕ちていく場処は墓穴と知れど

それほどまでに
愛したいのかと
問うなかれ

枝を巡り 葉を滲ませ
自らの身を架刑とせん
月に潜み煌煌と
わたしは薔薇でわたしは女
呪いのように 祈りのように
秘する想いは薫りつつ爛れ

そうしてなおも
生きてゆくのかと
問いながら

文字サイズ:
   
歌詞の位置:
 

歌詞検索J-Lyric.netでは、無料で歌詞の検索・閲覧サービスを提供しておりますが、著作権保護の為、歌詞の印刷、歌詞のコピー、歌詞の複写などを行うことはできません。

歌詞の検索方法 利用規約 J-Lyric.net について

Copyright (c) 2006-2025 J-Lyric.net