作詞:Arika Takarano
作曲:Mikiya Katakura
お前が好きな花が 月の庭咲いた
迎えの蝙蝠馬車に 乗っておくれ
お父様 働いて過ぎゆく一日
疲れきった頬に似合うドレスはない
水晶の指を 傷だらけにして
魔法も失くしたか 哀れなる娘よ
決めたのはこの私
誰の言葉も聞かず
一度の恋の為に
あのひとを追ってきた
醜い人間らの
棲む場処に何がある
貧しくも胸に包まれた
心というものはとても暖かい
お前が欲しがっていた彗星のローブを
夜会のために作った さあ着ておくれ
煌めく宮殿も 雪の冠も
恋人の綺麗な 瞳ほど輝かない
愚かなるわが王女
我々の仕来りを
破るわけにはゆかぬ
おまえはもう戻れない
では背に隠した翅
どうぞもいでください
陽の光舞う空を忘れ
獣の様に這って生きるというのか
許されはしないでしょう
美しいすべてを捨て
最初で最後の恋
あのひとだけ信じた
それでも時の狭間
どうしようもないほどに
今は遠い日々を想い出す
涙というものは痛くて哀しい
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