作詞:高津戸信幸
作曲:高津戸信幸
誰か背中のネジを廻してくれないか?
此処にいたら時間が止まったままだ
虹を探し戻ってくる
日が落ちたらネジが廻り切る
小さな体で必死に走った
迷路樹に迷い込み
泥まみれの靴
此処はどこだ?
虹が見えないよ
お化け屋敷みたいな森の奥深く
焦る気持ちだけ前に出て
もつれる声で
やっぱり無理なのかな?
背中のネジを外してみんなで自由に踊るのは
夜が迫り背中のネジ
呑み込まれそうで
背中のネジはゆっくりと命を刻む
息を切らし軋む体
重くなる心
帰りを信じ待つみんなとの約束を果たすため
痛みを食いしばり
涙を飲んだけど
もう 動けそうにないや
その時出会った
お化け屋敷みたいな森の奥深く
不自然に一つだけ綺麗な店が
恐る覗き込んだら同じブリキ人形
自由に踊ってて僕とちょっと違うな
夜に呑まれてネジが止まった
背中のネジを廻す音
『おちびちゃん中にお入り』
虹を見つけたみたい
笑顔が零れて
店の中の人形はみんな笑って
背中のネジなんかは気にしていなかった
ネジが廻り切るまで自由に踊ってた
ごめん背中のネジは外せないよ
でも確かに見たんだ
そこには虹があったよ
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