歌:喜多村英梨
作詞:山崎寛子
作曲:市川淳
やわらかな月明かりが照らす
泡沫(うたかた)の雪影
悴(かじか)んだ小さな手を合わせ
透き通る街に微笑む
さやぐ時代(とき)を全て包み込んで
唯(ただ) 染まる夜に 解き放て
降り注ぐ白い花びら
心をそっと解(ほど)いてく
手のひらで溶けて刹那を魅せる
仰ぐ藍空の彼方に
行く先の輝(ひかり)映して
惑いも灯せば良い
結んだ雪華(はな)よ いまに届けと
彷徨える想いは千切れ雲
引き寄せる星影
曇る息吹きかけて温む
この手奏(かな)づ 祈りの詩
さやぐ鼓動 包み抱きしめたら
ほら 染まる夜が 迎えるの
舞い落ちる白い花びら
心をそっと和らげる
溶けては生まれて命を魅せる
望む藍空の彼方に
映した輝を並べて
憂いを拭えば良い
現(うつつ)の先に
届くようにと
白い花びらがひらひら
心にそっと降り積もる
穏やかな想いを束ねるように
揺れる藍空の彼方に
映した輝を信じて
儚さを越えてゆけ
灯した雪花(はな)よ
永遠(とわ)に届けと
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