歌:臼井嗣人
作詞:臼井嗣人
作曲:臼井嗣人
大人への坂道で転んで膝を擦りむいて
堪えきれず歯を食いしばって泣いた
あの時の痛みは数日経てば忘れたけど
近頃の痛みはそうもいかなくて
単純だった涙は乾いて
嘘や矛盾で見えない傷を負って心で泣いてるんだよ
誰にも気付かれぬ様に
僕等は涙を隠したんだ
いつの間にか心に埃の様に降り積もった
得も知れぬ無数の憂いさえ
強がりと甘えの狭間で揺れ動いたあの頃は
無邪気に吐き出せたのに
疑いも無く鮮明な未来図を拡げていた自分が
今は少し羨ましくさえ思えてしまうんだ
無理に引きつった笑顔で笑って
何も言えずに苛立つ自分を抱いてそれでも生きてくんだよ
あんなにも理想を持って自由になったのに
単純だった何かが変わって
嘘や矛盾に気付いて目を逸らしては
自分を守ってるんだな
本当は笑顔でいられる方法を探すべきなのに
気付けばなぜか 安心して泣ける場所を探しているんだよ
いつか「自分だけ」だった世界は変わって
僕等は誰かが隠した涙に気付いてあげられたなら
その時は涙が溢れるくらいの微笑みを
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