古靴店/高田漣 歌詞

高田漣の「古靴店」歌詞ページ。
「古靴店」は、作詞:金子光晴、作曲:高田漣です。

「古靴店」歌詞

歌:高田漣

作詞:金子光晴 作曲:高田漣

赤、青、黄の強い原色の郷愁(ノスタルジヤ)...
濡れた燕がツィツィと走る五月の雨空、
狭い港町の、ペンキの板囲(いたがこひ)した貧しい古靴店がある。

店一ぱい、軒先にも、店にも。はげす々けた古靴、破れ靴、
大きな泥のま々の長靴や、戯(おど)けた子供靴迄
すべて、この人の生に歩み疲れ、捨てられたものらの
朽壊れた廃船舶(まるきぶね)が聚つてゐる(集まっている)。
……お々、哀しい哀傷的(ユーモラス)な港景だ。

人情よ、零落の甘さ、悔もなさ、慕しさよ。
俺は、只俺の人生が泣きたくなつた。

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