歌:せきぐちゆき
作詞:関口由紀
作曲:関口由紀
綱手道(つなてみち)渡る柳風
巴波川(うずまがわ)そよぐ鯉のぼり
遊覧船から見上げれば
小江戸の春が咲く
下駄の音カラコロ 夏の宵
ホラの音響いて 静やかに
百八灯流しが始まれば
赤ん坊の鳴く声
きみの横顔 篝火揺れて
まるでかなしき美人画のようでした
僕はふいにうつむいて 恋心隠した
お蔵のお人形さん巡り
お囃子競って秋まつり
幸来橋(こうらいばし)から伸ばす手に
とまった冬ほたる
きみはその手を 僕に差し出し
吐息白く染め つかまえてよと言った
ためらいに待ちきれず 飛び去った冬ほたる
都賀舟(つがぶね)ゆらゆら どこへ行く
あの頃の僕ら どこへ行く
船頭唄が聞こえれば
小江戸の春が咲く
小江戸の春が咲く
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