歌:五月あやの
作詞:世志凡太
作曲:竹田喬
伊那で別れて ここまで八里
風が後追う 奈良井宿
連れちゃいけない 股旅ぐらし
履いた草鞋も湿りがち
未練心を 笠にかくした おぼろ月
腰の長脇差 背中に廻し
仁義切る手で りんどう摘めば
思い出すのは 花かんざしを
髪にさしたら 恥ずかしく
駈ける姿に 響く太鼓の 村祭り
故郷を離れて ひと冬越えりゃ
花のほほえむ 春が来る
意地を通した 股旅ぐらし
あほう鴉と言われても
これが浮き世さ 義理と人情の 三度笠
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