作詞:秋元康
作曲:奥田もとい
僕は生まれた時から泳いでいるのに
水平線までまだまだ辿り着けないよ
広い海の片隅で生き続けて来た
他の世界のことなんて何も知る由(よし)もない
悲しみの涙は紛れて
自分が泣いてることも気づかずに
流れに立ち向かう
空は確かにそこには見えるのに
風に乗って飛ぶ羽根はない
遥かな光 ただ見上げ
僕はここで一生 終わるのか?
夢は水面(みなも)の上にある
手には絶対届かなくても
波間を何度も飛び跳ね
いつの日にか伝説の
魚になろう
もしも海から上がれば死んでしまうこと
仲間に何度も小声で教えられて来た
日差しと風に晒(さら)され 何もできぬまま
ほんのささやかな希望もやがて打ち上げられる
あきらめてしまえば楽だろう
自分の運命に逆らえないなら
命は無駄になる
鳥は自由に海を見下ろすけど
水の中 泳ぐ術(すべ)はない
きらめく水面(みなも) ただ眺め
君はそこで人生を悟るのか?
夢はいつでも海の底に
深く潜って探すべきもの
辺りを何度も旋回して
何もしない臆病な
鳥は嫌だ
空は確かにそこには見えるのに
風に乗って飛ぶ羽根はない
遥かな光 ただ見上げ
僕はここで一生 終わるのか?
夢は水面(みなも)の上にある
手には絶対届かなくても
波間を何度も飛び跳ね
いつの日にか伝説の
魚になろう
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