歌:ほぼ日P
作詞:ほぼ日P
作曲:ほぼ日P
(彼女サイド)
彼氏がオタクだった
ずっと気づかずにいた
もし友達に知られたら
私まで見下される
彼氏がオタクだった
気づかずにいればよかった
この十字架を背負ったまま
もう私は生きて行けない
合コンで出会った
年下の彼は
何で彼女いないのか
信じられない
イケメンではないけど
垢抜けたファッション
気遣いが温かくて
素敵な人
初めて彼の部屋に
遊びに行ったときに
パソコンの壁紙
私は見てしまった
彼氏がオタクだった
チラリと見えたものは
アニメ風の女の子
ショックで泣き出しそう
彼氏がオタクだった
最初に言って欲しかった
彼と一緒に居続けたら
私も同じ人種に見られそう
二人で街歩いてて
見かけたキモオタ
リュック背負ったその姿
指差して笑った
そのオタが彼を見て
親しげに寄ってきた
彼は必死の顔
他人のふりしていた
彼氏がオタクだった
恐ろしいもの見てしまった
私までもこいつらと
同類に見なされそう
彼氏がオタクだった
本性見た気がした
一皮剥けばあのオタと
変わらない人かもしれない
(彼氏サイド)
彼女にオタクバレた
ずっと隠し通してきた
黙り込んでしまった
彼女にオタクバレた
隠し通せると思ってた
思いつめた顔見てると
これはもうヤバイのかも知れない
去年までの僕は
いかにもなオタクで
このまま魔法使いまで
手が届きそう
一念発起して
買い込んだ洋服
オタグッズも泣きながら
全部燃やした
初めて僕の部屋に
彼女を呼んだときに
パソコンの壁紙
うっかり消し忘れた
彼女にオタクバレた
一瞬見られたのは
見られちゃいけないもの
彼女にオタクバレた
点検が甘かった
彼女の笑顔凍りつき
このまま固まってしまいそう
二人で街歩いてて
見かけたオタ仲間
完全に他人事で
彼女は笑った
空気を読むことなく
僕に話しかけてきた
「人違いでしょ?」って
別人を装った
彼女にオタクバレた
完全にドン引きの彼女
距離を取り始めてる
彼女にオタクバレた
元の木阿弥になった
いくら見た目を飾っても
やっぱり僕はオタクのままなんだ
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