歌:keeno
作詞:keeno
作曲:keeno
私きっと気付いていたの
雨上がりの街で
知らないふり胸の奥で誰かが泣いた声
耳を塞いだ
一人きりで蹲りそうになる
あの日の私は遠い夜に置いてきたはずなのに
キミが深く私の中で息をしていて
千切れそうな心の糸に触れてしまうから
息も出来ないようなくちづけを思い出したら
流れる痛みもこの空に溶け出して
どこまでもただ続いていくような
茜がこの世界を塗り潰したんだ
ずっと奪われたままで
自分さえ欺けないまま
焼きついて爛れた心にただ
沁みるようにはみ出した空を
いつまでも見ていたの
涸れるまで見ていたの
迫る夜の風に頬が乾いて
笑ってみるけど
声にならないほど切なくて
壊れそうなほど優しい記憶に
目も逸らせないまま
もう一度だけあのくちづけを
私はここにいるよ
またキミに会いたい
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