歌:泉まくら
作詞:泉まくら
作曲:泉まくら・nagaco
自動ドアの向こう側
一気に冷えてく体
エスカレーターすれ違った
それぞれの生活にまた
うっかり憧れそうになる
手を挙げれば教えてもらえた頃
分からないことが何なのかも分からなかったんだ
纏わりつく疑問に 昼下がり眠くなる
窓隔ててセミの声 誰かの椅子を引く音
騒がしいホームで思い出す
性懲りもなくうたうセンチメンタル
目の当たりにした美しいものに
引き留められて居たいもう少し
乾かない暑さに揺れる坂の上
追いかけて
裸足で踏む土がひんやり
思い出の端っこを引っかき
頬に当たる風のぬるさに
もう平気です、と しらばっくれたくなる
すげーたくさんの人やモノ
否応なし飛び込んでくる世界
チャリで下る坂道で
すべて呑み込みたくなった
「結局誰にも分かんない」って
確かにそうだけど
口にすればするほどに
本当に意味のない言葉だと思わない?
何度も同じところなぞるから
濃くなって
正しいような気がして
何度も同じところなぞるから
ついに破れてしまうの
乾かない暑さに揺れる坂の上
追いかけて
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