歌:焚吐
作詞:焚吐
作曲:焚吐
他人の「嫌い」を鵜呑みにして 「僕とて僕が嫌いだよ」って
笑顔殺して 声を殺して それでも命は続くんです
どうして自信に満ちた表情? どうしてそんな上手く飛べるの?
まるで籠の中の鳥のよう 隣の芝生は青いよ
「愛してる」って言われたって 全然実感湧かなくて
僕に果たして「愛してる」って言えるほど価値ありますかね
そもそも自分の居場所示す指定券すら手元にないです
「呼吸していい」という確固たる許可証だってないです
そんな僕を見て君はほざくのです
「泥だらけのその翼だって悪くはないよ」なんて
「とんだ物好きだね、君って」 気付いたら涙が止まらなくて
信じてみよう こんなしょうもない僕を君は許したの
次は僕が許してやる番だ
「呪いを解こう 君はこれから
好きなときに笑っていい 生きたいとき生きればいい」
温かいものが込み上げていく 久しぶりに鏡を見てみる
もう大丈夫 君の選ぶ僕なら僕も愛せるはず
同じかそれ以上君が君を愛せるようにと祈っているの
役不足かもしれないけど 君の側に居るよ
楽し気にらったったって歌いたくて
否定 肯定 隣り合わせ デイ・バイ・デイ
ねえポンコツだって 人間として劣等生だって
生きていいって さあ胸を張って
仮にそう デリートしよう その思想 奴らの嘘を
いつか君を見て僕はほざくのです
「泣き腫らした目も 枯れた声も 君らしくていい」なんて
そうしたら気付いてくれるかな 溢れんばかりの“ありがとう”
毎日言い負かされてばっかで 当然言い返す勇気なんてなくて
ボロ雑巾みたいに散々な僕を 救い上げてくれたのは他でもない君で
「生きてていいよ」と君が言ってくれるなら
生きる以上のことを僕は出来る気がする
モノクロの舞台は途端に色付いて 演者は僕のために踊り始める
「生きてていいよ」と僕が言ったならば
死にそうな君は何を思うだろう
こんな歌ごときじゃ届かないかな それでも懲りずに歌ってる
信じてみよう こんなしょうもない僕を君は許したの
次は僕が許してやる番だ
「呪いを解こう 君はこれから
好きなときに笑っていい 生きたいとき生きればいい」
想像してよ こんな不甲斐ない歌を聴いてくれてさ
僕は本当に救われているんだ
「呪いを解こう 君はこれから
好きなときに笑っていい 生きたいとき生きればいい」
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