歌:関取花
作詞:関取花 作曲:関取花
いいひとに出会ってくれてよかったと
ほっとしたような顔をして
本当にこんなむすめでいいのかと
これからどうぞよろしくと
はじめて父があんなに深く
頭を下げるとこを見た
陽気な母は何も言わず
ただ微笑んでそこにいた
いろいろあったね たくさんあったね
ふとつぶやいたその言葉
あくびのふりしてごまかした
今はそれ以上言わないで
見たこともないような茶菓子 食器たち
精一杯のおもてなし
覚えたてみたいな敬語で話すのが
なんだか少しおかしくて
ペンを握った父の手は
子供みたいに震えていた
おかしな人と笑う母の
瞳の奥に日々を見た
寂しさ七分 嬉しさ三分
ふとつぶやいたその言葉
深呼吸して天を仰いだ
今はそれ以上言わないで
どうして泣くの そんな顔して
どうせすぐまた会えるのに
目と目が合えばきっとこぼれてしまう
今はそれ以上言わないで
今はそれ以上言わないで
2024年3月にデジタルシングルとしてリリースされ、同年4月発売のアルバム『関取独白』に収録された楽曲です。作詞・作曲は関取花が手掛けています。リリース直後からSNSを中心に大きな話題となりました。サウンドは、アコースティックギターの音色が心地よいフォーク・ポップ調の構成で、彼女の伸びやかな歌声を最大限に活かしています。歌詞は、SNSで結婚等の重大発表の際に多用される「ご報告」という言葉をモチーフにしており、一見すると私生活の報告を想起させながら、日常の機微や人間の滑稽さを鋭く描き出しています。言葉の裏にある機微をユーモアたっぷりに表現する本作は、彼女の真骨頂と言える一曲であり、2026年の現在もライブにおける定番曲として支持されています。
関取花は、1990年生まれのシンガーソングライターです。2009年の「閃光ライオット」での受賞を経て、2010年より本格的な活動を開始。2019年にアルバム『逆上がりの向こう側』でメジャーデビューを果たしました。卓越した歌唱力と、日常を鋭い視点で切り取る歌詞、そしてエッセイストやラジオパーソナリティとしても評価される知的なユーモアが最大の特徴です。代表作には「もしも僕に」「朝」「黄金の海」などがあります。2026年現在は、活動15周年の節目を控え、全国のカフェやライブハウスを巡る弾き語りツアーを精力的に展開しています。また、文筆業においても新作の連載が開始されるなど、音楽の枠を超えて幅広い世代から支持を得ています。2026年3月現在、新たな音源制作の動向にも大きな期待が寄せられています。
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