歌:柴田聡子
作詞:柴田聡子
作曲:柴田聡子
ただしく眠るしか能が無かったかのような
ついこの間のようなはるか昔があったなら
もうこの先はずいぶんつまんないことが
増えたように見えるかな
軽く砂山を蹴った
親指にバッタ
肩にとまった後に黙ってしんとした
いつかこうなるの誰が知ってた
いつまでも敷いた冬の絨毯の
柄はユートピア
とんがったくちばしが並んだ
飛んでったつもりが飛び立たれた
ドアの外には砂ぼこりと雪が
ひざまずくらくだ
凍りつく甲羅
いつまでも一緒にいるのも心細くなるでしょ
いつまでも一緒に
いくらでも一緒にいるのに心細くなってても
いくらでも一緒に
自分の心も自分でわからないやって水溜りを踏んで
人の心は耳かきついでに聴いたってわかるのになって
見渡せば見渡すほど砂
誰か迎えに来てくれないかな
なんてことはないよねらくださん
ここには何が入ってるのかな
期待はすればするほど無駄
憧れの見向きもされなかった絨毯の
柄はユートピア
どしんどしんと音がした 風か象だか
天井から落ちた埃が冬芽のようで
いいもののように眺めた
こうなると知ってた
ひからびた相談 きりのない紅茶
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