The MANJI ユミコとタクシー 歌詞

歌：The MANJI

作詞：高橋ロジャー和久

作曲：高橋ロジャー和久

先日大阪から中学の同窓会の招待状が届いたんです
わざわざ大阪まで行くのもな~なんて悩んでたんですがね、
招待状のある文面を見て行く事に決めました
なんと幹事に初恋の人の名前が書いてあったんですよ!
そう彼女とは小学校から一緒でした
彼女の机が前になったりしたらよく後ろからチョッカイ出しましてね
よくあるでしょ、好きな人をイジメるって
それでね実は私小学生の時入院してたんですが、その時です、彼女からよく手紙を貰いました
内容は「わたし高橋君の病気が早く治って退院できます様いつもお祈りしてます」って
え~っ、片想いやなかったんか!
けどねダメですね、ほんまダメですわ、恥ずかしいと言うか引っ込み思案と言うか、返事一回も出さずそれっきりですよ
その後退院してからもその事には触れずそのままなんですよ
そやから今回そのお礼を言う為にも同窓会に出席する事に決めたんです!
その彼女の、彼女の名前は、ユミコちゃ~ん
ユミコに会える、ユミコに会える
はい、もうドキドキしながら行きましたよ
そう、彼女が今どんな姿になってるのか、期待と不安が入り混じる中、で、一目見て分かりました
綺麗な女性になってるじゃないですか!
ん~なんかホッとしましたね
それで同窓会も終わり二次会の席で例のお礼を言ったんです
そしたら彼女、何と言ったと思います?
「私あの時植木鉢を持ってお見舞いに行ったんよね、植木鉢は根を張るという意味で入院してる人には失礼なのに、ごめんね」って
え~、そんな事あったっけ?もしあったとしても全然気にしてないのに~
その後同級生と一緒にライブも観に来てくれました
いや~めちゃくちゃ緊張しましたわ~
ライブも終わり皆で地元に行って飲もうという事になりタクシーで向かったんです
無理やり5人で乗り込みました
助手席に1人、後ろに4人ですよ
もうぎゅーぎゅー詰めです
そんな中私の隣にはユミコちゃん、彼女がぴったりと密着して座ってるんですよ
そう彼女の、彼女の温もりが伝わってくるので~す
ユミコとタクシー、ユミコとタクシー
それからどうなったかって?
いやいやお互い大人ですからね
もちろん彼女には旦那もいますよ
けどね同窓会の名簿があるんで彼女のメールアドレス知ってるんですわ
根性決めて一回メールしたろ思てね
で、メールアドレス見たらm・a・s・a・k・i
ハイフンなんちゃら
ん?マサキ、マサキ?えっ、旦那のメールアドレスやがな!
そんなもん送れまっかいな!
ん~けどこれでいいんです、これでいいんですよ
初恋の甘い想い出としていつまでもいつまでもこの心の奥にしまっておきま~す
ユミコのメモリー、ユミコのメモリー
ユミコとタクシー、ユミコとタクシー