歌:川神あい
作詞:一葉よう子
作曲:西村幸輔
この世でひとつのめぐり逢い
切れた鼻緒が縁をむすぶ
荒くれ男の 次郎長に
苦労覚悟でついて行く
おんな一途の命をかける
あれ こんな夜中にどうしたんだい?
ああ石松か まああがれや どうしたんだ
実は親分 子分達のケンカ沙汰で とうとう役人沙汰に
親分の顔に泥を塗るような真似をして 申し訳ありやせん
なあに子分の不始末は親の責任よ~
ほとぼりが冷めるまで しばらく清水を離れるとするか
そうと決まれば旅支度だね おまえさん
追われ千里の長旅に
連れて来るんじゃ
なかったものを
無理を重ねて壊した体
お蝶 許せや
すまぬと 手をあわす
お蝶しっかりしろい
ああ お前さん
俺みたいなもんと 出会わなきゃきっと
日の差す暮らしが待っていたろうになあ お蝶堪忍してくれ
お前さん涙なんか見せないでおくれよ
惚れたお前さんの傍にいられて心底幸せだったんだよ
お蝶
いつの日か街道一の大親分になって 故郷清水に戻れる事を祈ってますよ
お前さん
お蝶しっかりしろい
死ぬんじゃねえぞお蝶
目を開けてくれ お蝶
苦労 数えりゃ手にあまる
尽くすお前の笑顔が浮かぶ
こんなやくざに何故惚れた
陰で支えた恋女房
お蝶しのんで
泣くのか明け鳥
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