歌:Anisonin
作詞:Anisonin
作曲:Anisonin
いつの間にか辿る隘路
ぬめり気のある風を掻き分け
気づいてしまった
あの日から何も変われずに生きてたことを
すっかりあいた胃の中
吸い込む朝の酸素
明日こそは燃えないゴミと一緒にして捨てようかな
それとも
道徳的な処理を施されても
非合法的な精神が残される
君の声を僕はもう
思いだせないんだ
君の記憶が僕の声を
いつまでも離せぬよう
歌うしか無いんだ
忘れてしまわないように
記憶を擦り抜けてしまわないように
言葉選び よく飲むジュース
使っていた安い香水
そのすべてを
定点観測のように去年の自分と
現在地点の相違点を探していた
君の消えた理由なんて
真昼の月みたいに見えないや
君の消えた世界なんて
暗くて曖昧で一人で歩けやしないんだ
君のいちいちを取りこぼしたくないのに
君の声だけ響かない
続かない
戻らない
誰か思いださせてよ
君の声を僕はもう
思いだせないんだ
君の記憶が僕の声を
いつまでも離せぬよう
歌うしか無いんだ
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