作詞:Synesthesia・なのるなもない・AMI
作曲:富樫春生
明治神宮前駅6番出口
駆け込むエレベーターに同乗は
トランク引く国籍不明の少女
少しは右に寄れよ
スペース無視した立ち位置
わりと接近気味でも無表情
何これ、国の違い?
地上への数秒間
調子良ければ声かけたかも
Where do you from?
23時過ぎても尚残る
レッドピノノワール二日酔い
扉開き広がる秋の表参道
原宿渋谷Wonderland
ガラガラと交差点に向かう少女は
これからどこに行くのだろう
何十年も前にこの通りで
別れた女の背中と
去っていくその景色が重なった
霞を振り解き俺は
コープオリンピアの裏道へと進む
ガタガタと新宿に向かう埼京が
水無橋の足元を過ぎてゆく
渋谷を去る人々と
人気の無い代々木体育館横を
ファイヤー通りへ向かう
スクランブルやセンターの雑踏
鬱陶しくなったのは
いつからだろうか
道玄坂や円山辺りならともかく
場所によっちゃ渋谷駅を使わなくなった
コルネットを右折して
CAMELOTに到着する
エントランスはいつものごとく顔パス
ハネ物の流行りのトラップ中を
一通り周っても知った顔ぶれは無く
カウンターで何ヶ月か前
ここで音の話をした
外資系OLが男に酒を買わせてる
目が合ったので会釈
何を思ってんのか
どこか残念そうな表情
酒も入らないし
ネムレルや修験道やカネコさんを
待つ気分でも無くなった
今日はブギーバックにでも
寄って帰ることにして
店を後にする
もう二度とない
同じ夜は選べない
最初からわかっていたのは神様
いつもみえているのは幻
夜になると少し肌寒く 外套を身に纏う
刈り入れの後のような伽藍堂な寂しさと青の中を歩こう
喜怒哀楽 起承転結 始まりも終わりも無いような物語に何を見る
目は開いているだけで何も映してはいないのに
思えばそこには誰もがいる 浮かんでは消えていく
幻やたらればの先なんてまあたかが知れている
ちっぽけさを握りしめて眩しさを握りつぶしたのなら
どちらがご主人様 物質世界の囚人 精神世界の分身
氷の様な自分と子供の心
小さな幸せと怖いほどの欲望
曖昧模糊としたもやもやをそのままにして
ハイハイする赤ちゃんみたいに可愛くないでかい図体と
怖いくらいくっだらねえプライド イタイイタイとぶらさげ毎日
毎日 焼かれてる 鉄板の上をたい焼きみたいに
暑い なのに寒いや 何時 もう早くハリーアップ
汝 病める時も自らを傷つけて糧を得てる
でこぼこ あべこべ 傷だらけのなれそめ
かれこれ いつからか ポコアポコしゃれこうべ
平日でも賑わいカウンターに人だかる
辿り着いたMUSIC BAR Boogie Back
昔NCCのイベント出てた
今じゃ売れっ子DJが
回してるBoom bap
キッチンの奥で電話してる
K-Boogieさんへの挨拶は後にして
ブース近く腰掛けDJと目が合うが
完全にされたシカト
こういう奴は昔からそのうち消える
交代のDJと笑顔で交わしてる挨拶
俺には目もくれず
向かうカウンター
丁度戻って来た
K-Boogieさんが
神妙な顔で何やら話しかけてる
K-Boogie「さんぞー、昨日亡くなったらしい」
売れっ子DJ「え、マジすか?こないだファミリーで会ったんすけど」
やっぱそっか
我が生涯に一片の
やんなきゃいけねえ事
全然あんじゃん
MORECHAU feat. edhiii boi, Janet真夢叶(ぺろぺろきゃんでー), JIMMY(PSYCHIC FEVER)
ダル着にサンダルでも盛れちゃうソロでもチームでもハ...
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