歌:月詠み
作詞:ユリイ・カノン
作曲:Epoch
出来ない事が増える度に
僕は人生の価値を計った
為りたい自分が消える度に
僕は正解の道を見失っていく
なら残された先が暗闇だっていい
もうここでくたばるよりはいい
そうだろ
嗚呼 今更期待なんかしちゃいない
わけがない
彼方の空を駆ける鳥の背が
何よりも自由に見えた
数多の塵の一つでしかない
それでも確かにこの世に生まれた
知らない何かを得る為に
足元の花を踏みにじっていた
見えない傷が癒える毎に
月が、群青が、過去が、遠退いていく
さよならだけが人生でも
ねえ 出会えたことに意味はあるでしょ
変えられないあの頃より
まだ見ない未来を
何度も消して書いた言葉
なあ 売れない物に価値はないのか?
誰の偽物だって
僕も夢の一つくらい見たい
絶え間のない音を言葉を
さあ生きている証を刻め
陰日向ない願いや夢や希望が
そう叶うわけじゃないけれども
欠いては奪う
醜いものだらけだ
嗚呼
ねえ このままどこか遠くに行けたなら
せめて美しく散ろう
彼方の空に燃ゆる星の火が
何よりも眩しく見えた
貴方と出逢うことがなかったなら
世界を騙る籠の中生きていた
一筋差した光を追いかけて
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