作詞:keeno 作曲:keeno
私たちが思うよりもこの世界は優しくないから
せめて私くらいはあなたのそばにいたかったんだ
ザラついた手触りの言葉であなたのこと汚した私は
妙に目にしみる茜色に縫い付けられたままで
動けないままで
きつく抱きしめてくしゃくしゃになった
あなたの孤独を見つけたのに
もう傷つける場所もないあなたの心臓が
切なくなるくらい柔らかく音を立てて
酷く膿んだ傷を押さえながら
それでもあなたは笑っていたのでしょう
それがどうしようもなく嫌なのです
せめて私の前では泣いて欲しいのに
ボクたちが息をする世界はもうとっくに壊れていたけど
それでもあなたと見たその色はただあまりにも美しかったんだ
歩き方を忘れた私たちはどこまで行けるのかな
どこにも行きたくないのならそれでもいいよ
ここで話をしようか
何も話したくないならここから見える景色を見ていよう
何も見たくないのならずっとこのままふたり目を閉じていようよ
あなたがいればいいよ
その躰の真ん中で軋んで割れそうな噛み殺した声が聞こえて走り出した
私が今すぐそばに行くからあなたはあなたのままで待っていて
その指先が体温(ねつ)が触れたボクの心臓は
隠せないくらいにあなたへと音を立てて
酷く爛れて濁っていた空さえ
切なくなるくらい透き通って見えた
私たちの心臓が音を立てて
重なるくらい近づいたなら
壊れたままで進んで行く世界の中
それでもふたりで息をしている
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