歌:桑名江・村雲江
作詞:浅井さやか(One on One)
作曲:和田俊輔
「雲が空を覆って、そこから雨が降る。
雨が海へ流れ出て、空へ昇って雲になる。」
「雨……海……雲……ぐるぐる回ってる」
「きっと、みんなそのぐるぐるの中にいるんだと思う。
人も、歴史も、刀剣も」
次に降る雨はその昔
恐竜がこぼした泪(なみだ)かもしれない
「……え?」
河童の皿を潤したかもしれないし
つはものたちの汗を流したかもしれない
もしかしたら
畦に囲まれ稲穂を実らせ
もしかしたら
鳥居を濡らす禊の雨
もしかしたら
最上川の流れを早くしたかもしれない…?
「そうだね」
この星の中を巡り巡って
目が回りそう
大丈夫 ゆっくりだから
ゆっくり
じっくり
気が遠くなるね
なるね
でも楽しみだよ
何が生まれるか
何が飛び出すか
次に降る雨はその昔
焼入れの時触れた水かもしれない
ゆっくり
ゆっくり
じっくり
じっくり
次に降る雨を待とう
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