歌:むト
作詞:BCNO
作曲:BCNO
誰もいなくなって
僕のいる場所も少しずつ解らなくなっていた
空白を埋めるのも諦めた頃に僕らは大人になれた気がした
憂鬱を水に溶かして飲み込んだ
少しずつ重くなる瞼のその先に映った不安や焦燥が
繰り返し反射して大きくなってどうしようもない
簡単に片付けられなくて
僕を残して嫌わないで
全ての現象から乖離してしまいたくて
心はどうしようもないみたいだ
僕は視線を逸らしていた
どこか遠く誰も回帰していない方へ
黒く浮かんだ孤独と目が合った気がした
空腹は実に確かな感覚だ
限りなく透明な生命を口に運んで咀嚼した時に
深い業を感じて吐き気を催した
人生は後悔の連続だけど
諦めることが正解なのか
僕を残して黙らないで
関係の外から解釈を挟まないで
言葉は酷く掠れてしまった
僕は期待をしないでいた
幸福の病に介錯されないように
利口になった自分が嫌だった
僕を残して嫌わないで
全ての現象から乖離してしまいたくて
心はどうしようもないみたいだ
僕は視線を逸らしていた
どこか遠く誰も回帰していない方へ
黒く浮かんだ孤独と目が合った気がした
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