歌:AIESH
作詞:YUKITO
作曲:YUKITO
少し儚い吐息の音
眩い日差しを遮る左手
君が悲しい顔をするから花なんて嫌いだ
沁みるような甘い香り
ベランダ 麗しく咲いた一輪
枯れゆけば塵と化すのに 君はそっと水を遣る
口にすれば 言葉でさえも軽薄でチープな波動じゃないか
君は傲慢だね
花の行方を見届けたいだなんて
いつかは消える花に如何して 如何して想いを寄せるのか
いつかは消える君に如何して 如何してこれ程に恋を
僕は傲慢だね
君の行方を見届けたいだなんて
隙間風に靡いた裾
くすんだ藍が窓際に反射する
探し物なんて初めから無かった
誰も居ない部屋 僕は何を見ている?
煌めいている
嘯いている
知られぬ儘朽ち果てていく この命は
それは綺麗な摂理の中 不確かさだけが確か
君が微笑む ただそれだけで
いつかは消える花に如何して 如何して想いを寄せるのか
いつかは消える君に如何して 生きて欲しいと思うのか
君が紡いだ命の先に幸せはあるんだ
僕は傲慢だね
君の行方を見届けたいだなんて
夢の続きを見届けたいだなんて
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