歌:天々高々
作詞:天々高々
作曲:天々高々
田舎の街のさえない予備校生
どうせ どうせ 俺なんてが口癖
からっきし弱い腕っ節
これと言って何一つ取り柄もない
そんな俺がときめく恋をした
バイトの同僚 年は3個下
ある日の出勤 彼女が泣いてた
怒鳴り散らしてる怖いお客さん
震えるこの足 拳で叩き
勇気振り絞り飛び出した矢先
つまづき段差で すってんころりん
顔をあげるとみんな大笑い
怒りが不思議と和らいでいた
「大丈夫!不死身!」 と強がってみた
膝の小僧に貰った絆創膏
あの子の「ありがとう」男の勲章
やったぜべいべー やったぜべいべー
わるくないぜ むしろ良い
やったぜべいべー やったぜべいべー
俺は俺だ ブイブイ行こうぜ
それから二人は家族になって
夏の連休は「海へ連れてってね」
嫁と子供にせっつかれ
疲れ抜け切らぬ体 鞭を打ちつけ
10年来の愛車にて出発
バックミラーに映った高級車が
あっという間に抜き去ってった
煽られちまった男の競争心
「てやんで!舐めんな!」なんてやめとこう
はやる気持ちはやっぱ事故の元
慌てず焦らずゆっくり行こう
空を映すピカピカのボディ
昨日の洗車でご機嫌な相棒
ブレーキかけて止まる赤信号
ふと 隣の車線のぞくと
あれ?さっき追い抜いてった車だ
同じ信号 引っかかってる
やったぜ べいべーやったぜべいべー
わるくないぜ むしろ良い
やったぜべいべー やったぜべいべー
俺は俺だ ブイブイ行こうぜ
帰りの高速 超大渋滞
嫁と子供はグッスリとグッナイ
ラジオのボリューム絞った車内
夜が更けても車は進まない
明日から仕事か…溜息一つ
ハンドル握る手見つめて思う
あー 気付けば俺も歳をとったな
ここまで事件も事故もなかったが
代わりに映画のような刺激や劇的な奇跡は起きなかった
窓にぼんやり浮かぶ月明かり 二度目の溜息ついたその時
遠くの空にパッと咲く花火
俺の大好きな しだれ柳
嫁と子供 起こそうか
やめよう 寝顔が幸せそうだ
やったぜ べいべー やったぜ べいべー
わるくないぜ むしろ良い
やったぜ べいべー やったぜ べいべー
俺は俺だ それでいいんだ
やったぜ べいべー やったぜ べいべー
わるくないぜ むしろ良い
やったぜ べいべー やったぜ べいべー
俺は俺だ オンリーワン オンリーワン
それでいいんだ ブイブイ行こうぜ
大切だって思う人 シートベルトとチャイルドシート
残していく事 手渡せるもの 転んだ息子は強がっていた
涙を堪えて踏ん張っていた
膝に貼り付けたママの絆創膏
男の勲章 パパも頑張ろう
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