バトンタッチ
京都出身の櫻井幹也、伊藤弘からなるアコースティックユニット「カケラバンク」。60年代のフォークを彷彿とさせるサウンドで、現在の主流となるネオ・フォークとは一選を画す音楽となっている。その音楽「バトンタッチ」には、現代社会が抱えている不安、混沌、歪みなどで圧迫される中、そんな全てを肯定して「自分で選んだ道を行こうよ」という一つのメッセージが込められている。その真理には、世界は自由で自分を信じれば自分次第で何にでもなれる、できる。という強い自己啓発の意味が込められている。ありふれた日常の中にこそ強い信念が必要だと感じさせてくれる楽曲である。現在、ツイッターなどでも徐々に広がりを見せてきており、日本のボブ・ディランと書いている人も多い。来年1月には原宿アストロホールでのワンマンライブも決まっている。また、今作は、原宿にある東京デザイン専門学校とのタイアップにより、学生がジャケットを手がけるなど、WEBを中心に話題を換気し、発売日までに断続してニュース配信をしている。また、A写も前作ジャケットを手がけた旅人フォトグラファーの須田誠が手がけるなど、クリエイティブ面での話題も多い。