常夜灯
都会でもなく、田舎でも無い。大都市への通勤者向けに計画的に造られた町。ベッドタウン。そんな衛生都市で育った"ヌルめ"の若者たちが、どうしようもない暇をつぶす為だけに一時的に結成された、コンビニエント・サバーブ・ポップグループ"失敗しない生き方"遂にその全貌が明らかになる1stアルバムが満を持して発売。
混沌と破壊衝動が入り交じったシティポップ。ジャズやカントリー、はたまた、歌謡曲、インプロ具合も混じり合う、彼らの育ったベッドタウンの、風景である便利でも不便でも無いこの"どうしようも無い"感情が爆発した傑作!お世辞にも演奏は上手では無いが熱気と初期衝動が詰まりまくった1STアルバム。
通勤・通学、買い物に出かけるのも東京の中心部、だが生まれ育ったのは都会の喧噪からは離れた、閑静な土地。町自体は独立しているが、中心部ほど華やかではない。しかしながら地方都市の独特の臭いは無い。山も遠くに見えるが、近くにビル群も見える。そんな風景が、ベッドタウンと言われる西東京周辺に育つ多くの子供達、大人達が見ている通常の風景。アルバム「常夜灯」名盤が生まれる瞬間は、いつもひょんな所からだった。自主制作のCDR一枚で東京インディーシーンから、玄人までも虜にしたバンドをその耳で確かめて欲しい!!
〈収録曲〉
- 海を見に行こうよ
- 月と南極
- クックブック
- 私の街
- 煙たい部屋で
- うわ言のジャイブ
- 魔法
- ラグタイム
- アメリカ人じゃああるまいし
- 常夜灯
- 終電車