作詞:喜多條忠 作曲:南こうせつ
貴方は もう忘れたかしら
赤いてぬぐい マフラーにして
二人で行った 横丁の風呂屋
一緒に出ようねって 言ったのに
いつも私が待たされた
洗い髪が芯まで冷えて
小さな石鹸 カタカタ鳴った
貴方は私の からだを抱いて
冷たいねって 言ったのよ
若かったあの頃 何も恐くなかった
ただ貴方のやさしさが 恐かった
貴方はもう捨てたのかしら
二十四色のクレパス買って
貴方が描いた 私の似顔絵
うまく描いてねって 言ったのに
いつもちっとも 似てないの
窓の下には神田川
三畳一間の小さな下宿
貴方は私の指先見つめ
悲しいかって きいたのよ
若かったあの頃 何も恐くなかった
ただ貴方のやさしさが 恐かった
「神田川」は、1973年9月20日にシングルとしてリリースされた南こうせつとかぐや姫の楽曲で、アルバム「かぐや姫さあど」収録曲からのリカットとして大ヒットしたフォークソングです。作詞は喜多條忠、作曲は南こうせつによるもので、三畳一間の下宿で暮らす若い男女の同棲生活を、哀愁のあるメロディとともに振り返る内容が印象的です。貧しくも温かな日々や、どこか不安を抱えながらも寄り添い合う二人の姿が、当時の若者の生活感や時代の空気を色濃く伝える作品として、今もフォークソングを代表する一曲として歌い継がれています。

朝晩の空気がひんやりとしてきました。
近年ふたたび注目が集まった“懐かしくて歌いたくなる名曲”の中から、今の気分に寄り添う10曲を厳選しました。世代を超えて口ずさめるメロディばかりで、通勤や家事のBGM、夜の散歩、カラオケのウォームアップにも心地よく馴染みます。
南こうせつは、大分県出身のフォークシンガーで、かぐや姫のリーダーとして1970年代の日本フォークブームを牽引しました。「神田川」「赤ちょうちん」「妹」などグループ時代の名曲に加え、ソロでも「夢一夜」「夏の少女」などの代表曲で今も幅広い世代に親しまれています。
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