歌:みなみらんぼう
作詞:阿久 悠
作曲:みなみ らんぼう
暗い酒場の片隅で
一人しみじみ酒を飲む
何をそんなに悲しげに
影をすすっているのやら
酒は心を軽くして 口を重たくさせるもの
それじゃ見かけの辛さほど
苦いお酒じゃなかったの
男三十越えたなら 深く刻んだしわもある
邪魔をしないと誓うから
横へ行ってもいいかしら
縁というやつ変なやつ
興味を持った身の不幸
そうねそうかも知れないわ
なぜかあなたが気にかかる
一人飲むのもお酒なら
二人飲むのもまたお酒
これがかためというじゃなし
寒い夜ふけがいやなだけ
お前女でおれ男 中に運命が横たわる
歌をうたっていいかしら
私勝手にうたうから
浮いた歌ならしらけるし
暗い歌なら辛くなる
それじゃこうして夜ふけまで
口もきかずに飲んでるの
飲めば心が話すもの
しゃべりゃ心が黙るもの
暗い酒場の片隅で
二人しみじみ酒を飲む
暗い酒場の片隅で
二人しみじみ酒を飲む
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