ずうとるび 翔べイカルス 歌詞

歌：ずうとるび

作詞：竹邑類

作曲：和泉常寛

M?鳥ならば
もし鳥ならば 青い空 かけまわり
愛と言う字を
描くんだがな

もし鳥ならば 高い空 浮いたまま
虹のハンモック
昼寝するんだがな

もし鳥ならば 星の夜 君と
きらめく舞踏会
ワルツ踊るんだがな

君は 白い鳥
僕は 鷹の騎士
大空を 自由に 飛び廻る

君は 白い鳥
僕は 鷹の騎士
愛のすみ家 空の果て

ああ 鳥ならば 僕らは 自由
ああ …………

あ~ 鳥になって 空を飛べたらなあ
……青い空 青い海
……鳥になって自由気ままに空を飛ぶ
あ~ 鳥になれたらなあ……
あ 空を見ろ!
鳥だ!
飛行機だ
いいえ スーパーマンです

おまえら 馬鹿じゃないか
人間は人間、鳥なんかになれるわけない
じゃないか
でも、空を飛んでみたいんだよな
うん、空って ステキだもんな
なあ、お尻りのところにモーターくっつけて
水上スキーみたいに雲の上
ビューン 空中スキーだぞ
でっかいパチンコ作って ポーンと脱出!
縄飛び一万回やったら フワーッと浮く
んじゃないかな……
それとも、ヨットみたいに帆を張って
風に乗り……
オナラだ オナラ
プッとオナラして、プップップッと空
でも飛べだ
君には夢がないのか 夢が……
現実しかないヨ この世の中
空中スキーだ! パチンコだ ヨットだ……
それがおまえたちの夢だと言うのか?
だったら、目をつぶってねむっちまいな!
そしたら 空を飛ぶ夢が見れるってもんだ……

M?鳥ならば
もし鳥ならば 青い空 かけまわり
愛と言う字を 描くんだがな

君は白い鳥
僕はタカの騎士
大空を自由に飛び廻る

ああ 鳥ならば
僕らは自由 ああ……

……みんな、イカルスの神話って知ってるか……
鳥みたいに羽根をくっつけて
太陽に 向っていった イカルス!!
イカルス!!

「飛ぶんだ!より高く!よりはるかに!」
「イカルス あまり高く飛ぶな! 太陽の
怒りにふれて燃えてしまうぞ!」
「いや 飛ぶんだ!太陽は何処だ!」
「来るな イカルス! 太陽の力を知れ!
来るな イカルス!」
「いや、高く、高くだ!!」
「待て、イカルス!」
「来るな イカルス!!」

「太陽にはむかったイカルスは
燃える翼を死装束にして まっ逆さま
に海に落ちてしまったのです」

M?海で死んだ若者
海で死んだ若者は
かもめになるのです

たとえ 太陽に翼を燃やされても、
僕は 飛びたい 僕は自由になりたい
僕も
俺も
無理だね 無理!
いや きっと飛べるよ 僕達はもっと
自由にならなければいけない
その為には飛ぶんだ
そう 飛ぶんだ!!
人間には足がある だから飛ばなくて
もいいんだ そうだよ 足でとぶんだ
足で、ホップ ステップ ジャンプ!!
ハネるんじゃない 飛ぶんだ!!
妄想狂の学力低下 幼稚園!!
うるせえ 現実主義のチビ団子
馬鹿 夢なんかで カッカッするな
ちがう 夢なんかじゃない!
畜生!!
おまえら やる気か!!

「激! 反吐! あれ! 痛い! やめろ!
フック! ボイン! バカ! よせ! 痛い!
クエッ! ママ! 先生! 宿題! 走れ!
止まれ! 飛べ! 泣け 泣くな!
帰るんだ 掃えりたくない!
とまるな! 夢だ 夢・夢・夢 夢・夢・夢……」

あ~ 痛いよォ~……
逃げやがった どこだ キャベツの金太郎 待て!

もっとなぐれ もっと、 もっと、もっとだ
ここだ ここだ
痛い なぐれ 痛い なぐれ 痛い 畜生!!

飛んだ 飛んだ 飛んだよォ~!!

M?人力飛行機………名ずけて夢
飛べ 怒りのあまりに
飛べ 飛べ 風は嵐になる

僕は 飛んでいる 空の水平線
世界の一番 高い処
そこには 何もない
ああ 僕が 飛んでいく

飛べ 喜びのきわみに
飛べ 飛べ 涙は微笑になる

僕らは 飛んでいる 空の大海原
世界は 小さな 地球儀なのさ
そこには なにもない
ほら 僕は 飛んでいく

飛べ 夢のまた夢 そこにある
飛べ 飛べ 夢の正夢 さめることなく

ああ 空は限りなく
夢は限りなく
僕らは 永遠に 飛ぶのだ