かつらの唄/月亭可朝 歌詞

月亭可朝の「かつらの唄」歌詞ページ。
「かつらの唄」は、作詞:月亭可朝、作曲:月亭可朝です。

「かつらの唄」歌詞

歌:月亭可朝

作詞:月亭可朝 作曲:月亭可朝

男のハゲ頭は精力家、ハゲ頭に悪人なしや
ハゲ頭は愛嬌あるで、
それでもかつらをようかぶる
出勤ギリギリ前に起きてきて、えゝ加減のりつけてぺったんこ頭にはって、
走るもんやから、石にけつまづいた途端に落ちたある。
あわてて拾うてつけたんはえゝけども、
砂がついたまゝひっつけたもんやから、
頭がヒリヒリヒリヒリヒリヒリしてからに、
風向きに走ったら、前がパクパクパクあいたりして、階段かけ上がって
電車に乗りしなドアに頭をハサまれて、あわてて体をうしろへひいたけど、
身体はホームに残ってるのに先頭だけ東京へ行ってまいよった。
なんちゅう電車かと調べてみたら、
「光号」やったやおまへんか。

女のハゲ頭はめったにおまへん。それでもかつらをようかぶる。
文金島田の花嫁さん乗せてタクシーが走ってた。
その運転手さんの荒いこと。スピードあげては信号の手前で、キイーッ、
急停車、再びスピードあげて信号の手前で、キイーッ、急停車、
調子に乗って走ってる時、車の前に、こどもさんがひとり横断しかけた。
あわてて運転手さんがブレーキを、キイーッ、!
幸いこどもさんのちょっと手前で車は停まって、こどもさんは無事やった。
ところが反動というものは恐ろしいもんで、急停車の際に、花嫁さんが、
体を前にのめり出した そのトタン。
頭のかつらが飛んでもた。
「イヤ、かなんわこんなんホンマにかなわんわ、
うちらホンマにどないしょ」
といゝながら、フト前見たら運転手が文金島田で
ハンドル握ってるやおまへんか。

文字サイズ:
   
歌詞の位置:
 

歌詞検索J-Lyric.netでは、無料で歌詞の検索・閲覧サービスを提供しておりますが、著作権保護の為、歌詞の印刷、歌詞のコピー、歌詞の複写などを行うことはできません。

歌詞の検索方法 利用規約 J-Lyric.net について

Copyright (c) 2006-2025 J-Lyric.net