残像カフェ あの頃ぼくは 歌詞

残像カフェの「あの頃ぼくは」歌詞ページ。
「あの頃ぼくは」は、作詞:大森元気、作曲:大森元気です。

「あの頃ぼくは」歌詞

歌:残像カフェ

作詞:大森元気

作曲:大森元気

あの頃僕は 自分の夢さえも 軽く笑い飛ばして
云うこともなく 本気にすることもなく 漂って
擦り切れたジーンズ 新しい言葉 吸殻だらけの学食で
持て余す時間 いつか終わる季節 浮かんでいたよ

凹んだり 舞い上がったり 浴びるビールで 自分見失い
今しかないんだと 空に消えた 饒舌な寂しい響き
fender JAPANのテレキャスター 憧れは程遠く
そんな歌で 誰かの心を動かそうとしていたんだろう

なんとなく なんとなく ただ毎日を生きていた
そんなこと 思い出す 夕暮れ

ボブディランのカセットテープ 聴きながら
浮ついた連中を 横目で笑ったけど
今から思えば 大して変わりはない 僕だったのかな
あとになってから解ることって 何て多いんだろう

育った町 育ててくれた人たちから 精一杯逃げながら
今までの自分を まるで恥ずかしいみたいに 忘れようとしたけど
結局は守られてる 息づいてる僕だったんだよ
そうだ 今なら分かるさ 過去を認められるさ だってそれも全部自分だもの

なんとなく なんとなく 街に流れ出したメロディーは
誰かのまぶた 濡らしたかな

あの頃僕は 自分の夢さえも 軽く笑い飛ばして
云うこともなく 本気にすることもなく 漂って
ひょっとしたら 今も 大して変わっていないのかも 知れないけれど
とりあえず僕には やらなきゃいけないことが今あるんだ

あの頃僕は 自分の夢が なんだかよく判らなかったよ
何でも出来そうに思えたし 何ひとつ出来ないような気だってしたんだよ
この街ももうすぐ大きく変わってしまうって聞いて そりゃあ寂しいよ
でも とりあえず僕には やらなきゃいけないことが 今はあるんだ

なんとなく なんとなく そんな季節は終わったのさ
僕はいったい今 どのあたりだろう?

でもなんとなく なんとなく 今は分かりかけてるんだよ
そんなふうに 思えた夕暮れ

それは もう届かない夕暮れの風 いつか燃えつきたダイアリー
僕の背中を押す 夕暮れの風 涙吹き飛ばした夕暮れ

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