作詞:松川ケイスケ
作曲:LACCO TOWER
赤さびに変わる針葉樹 落ちていく葉は黄色い涙
消したくはない 今があるから 心のしわにはさんどくよ
栞を
気が付けば別々に 歩幅広げ 馬鹿を言い合うことも減ってく
うだるような 暑さはやがて去りゆき かぶさった影は離れる
落葉の絨毯に 靴を並べて
踵と踵 向き合わせ 互いにあゆみ始める
くるくるめぐる時間の中 僕らは歩みを進めてく
雨に降られて 風に振るわれ それでも今にしがみついて
恥の多い道のりを歩いてきたと 後悔もするだろうけど
すぎた時代はつもり重なって 棘だらけの胸のへり
埋めていく丸く丸く
ぱらぱら音を立てて離れる一枚一枚が僕等なら
いつかまた咲く 空の隣を 願いこの胸 はさんでおこう
栞を
二つに一つを選べという 理不尽に進むときの中で
振り返れば戻れるように 栞を挟んでおけばいい
風音は今 右耳を切り 見えない先へと僕を呼ぶ
足元はパリッと 声をあげ ページの端をめくるめくる
赤さびに変わる針葉樹 落ちていく葉は黄色い涙
去りゆく日々よ また逢う日まで 今この時にはさんどくよ
栞を
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