作詞:柳原幼一郎
作曲:たま
二酸化炭素をはきだして あのこが呼吸をしているよ
どん天模様の空の下 つぼみのままでゆれながら
野良犬はぼくの骨くわえ 野性の力をためしてる
路地裏に月がおっこちて 犬の目玉は四角だよ
今日 人類がはじめて 木星についたよ
ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ
アラビアの笛の音ひびく 町のはずれの夢のあと
翼をなくしたペガサスが 夜空にはしごをかけている
武器をかついだ兵隊さん 南にいこうとしてるけど
サーベルの音はチャラチャラと 町の空気を汚してる
今日 人類がはじめて 木星についたよ
ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ
あのこは花火をうちあげて この日が来たのを祝ってる
冬の花火は強すぎて ぼくらの体はくだけちる
ブーゲンビリアの木の下で ぼくはあのこを探すけど
月の光にじゃまされて あのこのカケラは見つからない
今日 人類がはじめて 木星についたよ
ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ
今日人類がはじめて 木星についたよ
ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ
サルにはなりたくない サルにはなりたくない
こわれた磁石を砂浜で ひろっているだけさ
今日 人類がはじめて 木星についたよ
ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ
サルになるよ サルになるよ
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