歌:紀紀
作詞:紀紀
作曲:紀紀
襤褸い街灯に糸を張り
朝露に身を縮める
さあ疾く疾くと
最早誰でもいいから)
(午前五時の陽光は
その横顔を鈍く濡らす
あゝゆるゆると
舌の先が痺れて)
腐りかけた言葉の裏は
奈落へと続いている
あたしこそが此処を望んだの
ちゃんちゃら可笑しいわ
あんたの止まない 蝶々な理屈は
全部くだらない ほとど呆れた
真っ赤な糸で 巧く隠したら
あんたの憂いは あたしが食べたるわ
(鈍い朝焼に酔いも冷め
その身さえ不浄に見える
唯唯諾諾と裾の先が解れて)
まるで異形ね 斑とこの眼
汚れちまったお月様を見て
恋するくらい許しとくれ
不足無し 八つの脚
抱きしめるよダーリン
もう戻る術はないわ
掻き分ける白んだビルの合間
(跡にはひたりひたりと朱を垂らした)
荒らな宿は見渡す限り
寒い夜が続いている
あたしだけが此処を選んだの
なんだか空しいわ
目下止まらない 不埒な理想は
全部くだらない 腹が捩れた
真っ赤な嘘で 巧く隠したら
もう彼の地獄へ驀地
あんたの止まない 蝶々な理屈は
全部くだらない ほとど呆れた
真っ赤な糸で 巧く隠したら
もう歯が立たない 毒虫の様な
あんたの憂いは あたしが食べたるわ
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