歌:嶋三喜夫
作詞:二代目寿三郎
作曲:すがあきら
やけに侘しい 晩秋(あき)の酒
泣けてくるほど…故郷は遠い
ゆきずり暖簾の ぐい呑み語り
生まれ育ちも 身の上も
知らぬ同士が こころ通わす
酒は男の 酒は男の夢しずく
「酔い」が淋しい その背中
俺の過去(むかし)が…重なる夜更け
手狭なとまり木 肩寄せながら
一期一会の 酒仲間
知らぬ同士が 明日(あす)を注(つ)ぎ合う
酒は男の 酒は男の夢しずく
霙(みぞれ)かわって 初雪(ゆき)が舞う
燗酒(さけ)を回して…凍(しば)れを凌(しの)ぐ
ゆきずり暖簾の 酔いどれ語り
言葉途切れて 揺らぐ哀愁(かげ)
知らぬ同士が 涙ころがす
酒は男の 酒は男の夢しずく
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