歌:バズマザーズ
作詞:山田亮一
作曲:山田亮一
宵連れを求める様に、昔話を撒き散らす夜は
口ずさむどの唄も 不誠実な程、意味を変えるよ
頭から割り逆さに振りゃ、どんな怪物が拝めるだろう?
「誰も孤独」と嘲笑う自分が浅ましくて、下らなくて、泣きたくなる
只、歳月に溶ける夢の様に、この空が記憶ごと赤く染めちまうみたいで、想い出す 魔法使いの猿の事
容易に逢える距離に居て、おそらく二度と逢わない人達
ふらつく俺の方を見て 笑みを浮かべ手を振ってくれた
白日夢だと知りながら、見失うまで追いすがるのさ
かつての唄を欲しがる人に、取り澄ます事さえも出来なくなる
でも、胸に溢れる言葉はもう 切り開くため振るうよ 傷付けるためじゃなくて だから云うよ、「悪いけど、人違いさ」
今日はもう眠ってしまおう、過去など忘れてしまう様
夜はもう終わってしまうよ、声はもう掠れてしまうよ
後ろには君らと壊した壁の破片、とそれを拾う人達
ポケットは穴だらけでいるよ 旅立つ為の愚かさを、唄うよ 愛を、唄うよ
「誰も孤独」と嘲笑う自分が、浅ましくて、下らなくて、泣きたくなる
それでも転がり続けて行くさ 懐古心はいつに増して名残雨に濡れるが、もう手を離すよ、
何処へだって飛んで行けよ、気紛れには想い出せよ
魔法使いの猿達へ唄うよ、愛を、光を
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